ライターボランティアとは「書く」ことを通じたボランティアです。
NPO/NGOやボランティア団体にとって情報発信はとても重要です。しかし、書くスキルや時間がなく取り組めていないケースが多々あります。それによって、社会問題・活動内容が世の中に伝わらず、団体として継続できなくなることもあるのです。
そのため、NPO/NGOにとって情報発信をサポートする「ライターボランティア」は、とても重要で意義のある活動といえます。
サポートの仕方はさまざまで、NPO関連メディアで団体の記事を執筆したり、NPO団体に入り込み、団体のウェブサイトでの情報発信を手伝ったり、報告書、申請書類などをサポートすることもできます。
新聞・出版・ウェブメディアでの経験や、事業会社広報部での経験がある方だけでなく、未経験でも「書くことを通じて社会に役立つ」ボランティアに携わってみたい方におすすめです。
ここでは、ライターボランティアが具体的にどのような活動をするのか。必要なスキルや、ライターボランティアの探し方・始め方、募集団体について解説していきます。
ライター募集への応募は、以下のバナーをクリックしてフォームにご記入ください。

ライターボランティアとは
言わずもがなではありますが、、ライターとは文章を書くことを生業とする人のことです。新聞記者や出版社などの方々はもちろん、ウェブメディアでライターとして活躍する人も増えています。
ライターボランティアが向いているのは「文章を書く」「発信をしている」方々です。
そのため、ライターという職業ではなくても書く仕事を行なっている方々もライターボランティアに向いています!例えば、、事業会社の広報部署で働く方々なども普段からプレスリリースや社内報など文章を書くことを仕事の一つとして行なっているため、専門性が高いです。
そうした、書くことを専門であったり、得意にしている方々が、「書く」というスキルを活かして行えるのがライターボランティアです。
スキルを活かしたボランティアを「プロボノ」と呼び、社会人ボランティアが活躍していますが、ライターボランティアもその一種といえます。
ボランティアにはたくさんの種類がありますが、「書くことで社会に役立ちたい」という人には、「書く社会貢献」ができるライターボランティアはとってもおすすめです!!
ライターボランティアの活動内容

ライターボランティアの活動は色々なパターンがあります。
大きく分けると「メディアを通じて発信する」「団体の中で書く」という二つに分かれます。
メディアでライターボランティアをする場合・・・
NpoNewsなどNPOやサステナブル系のメディアは色々あります。その中でライターボランティアを募集しているところもいくつかみられます。
その場合、ライターボランティアの活動内容は以下のようなイメージです。
・団体のプレスリリースから原稿執筆
・団体のインタビュー
・イベント取材
・その他、発信に関するアドバイスなども。
主には、媒体にNPO/NGO団体の記事を書くという活動内容となります。
メディアでのライターボランティアのやりがいで最も大きいのは
たくさんの団体に関わることができること!!!
これにつきます。
ジャンルも子ども支援から環境、国際、福祉などさまざまな団体のことを取り上げて、発信をサポートすることができるところは魅力的です。
NPO/NGOでライターボランティアをする場合・・・
メディアでのライターボランティアではなく、一つに団体に所属してボランティアをすることもできます。
ただし、その場合ライターボランティアという呼び方よりも、「広報ボランティア」として募集が行われていることの方が多いです。
・記事の執筆:ウェブサイトのブログや、会報誌、イベントレポートなど
・書類の執筆(助成金など)
・メルマガの作成
・SNSの発信
書類の執筆とは、
NPOは企業からの寄付や助成金をもらって事業をすることが多いのですが、その場合、申請書や報告書などを提出します。これもなかなか書くのが大変で、「中身はいいのに、もう少しちゃんと書いてくれたら」という助成金の担当者もいるように、なかなかいい文章が書けずに申請しても落ちてしまうこともあるので、そこをサポートします。
メルマガは、活動や団体について関心を持ってもらうために不可欠な発信ツールです。メルマガの場合、いまある情報をいかに整理して読みやすく簡潔にまとめるかということが求められます。
最後はライターボランティアのスキルとは少し異なりますが、SNSでの情報発信を広報ボランティアに依頼されることもあります。これは文章力のスキルだけではなく、画像や動画などの知識も必要となってくるため、その手のことが得意な人向けかもしれません。
ライターボランティアの始め方、探し方
さて、それでは、ライターボランティアをどうやって始めるか。当サイトでも募集しているので、まずはこちらからご応募いただくと早いです。
実際、探してみるとわかりますが、ライターボランティアという名称で募集しているところは多くありません。
多くのNPO・NGOは、オフィスボランティアや事務局ボランティアを募集する中の一部の活動内容として、「取材・執筆」「文章作成」をあげています。そのためライターボランティアで探すのは難しいかもしれませんが、その方法をいくつかご説明します。
ライターボランティアで検索
ライターボランティアで検索するとまず出てくるのが、日本NPOセンターのライターボランティア募集です。日本NPOセンターは、90年代からある歴史のあるNPO法人です。NPOの中間支援組織としてさまざまな活動をしています。その一環で、「NPO CROSS」というNPO専門メディアを運営しています。ライターボランティアは、その媒体に掲載する記事を書くという役割です。
現在アップされている記事をみても、基本はNPO/NGOへ取材をしています。取材をして記事を書くというライターボランティアの王道をしてみたい方にとてもおすすめです。NPO団体に直接話を聞くという経験もライターボランティアという役割の中でしか、なかなかできないことでもあるので、役得のボランティアかもしれません。
広報ボランティアで検索

ライターボランティアで検索をしても、多くは見つかりません。
文章を書いてもらうボランティア活動を募集していても、それだけに特化したライターボランティアとして掲載しているところは少ないです。そこで「広報ボランティア」や「情報発信ボランティア」などで検索すると、いろいろな募集が出てきます。
その中で、広報誌の執筆なのか、メルマガか、レポート関連の文章作成なのか。詳細をチェックして、自分がやりたい内容に近いものを選ぶといいでしょう。
NPO・NGOのオフィスボランティアに応募
ライティングに関するボランティア内容が書かれていないオフィスボランティア募集もたくさんあります。NPO/NGO側としては、やってもらいたいことがたくさんあり限定できないため、大きなくくりで募集をかけているということです。
ボランティア説明会やオリエンテーションを行っていれば、そこでライティングに関する活動はどれくらいあるのかを聞いてみるといいでしょう。メルマガ作成をボランティアが担っているところは多いので、ライティングだけをがっつりやりたいというよりは、文章書くことが好きでボランティアもしてみたいというトーンでしたら、自分の関心ある分野の団体でオフィスボランティアをしてみるのはおすすめです。
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