スポーツは、見たり、プレイしたりするだけではない、もう一つの関わり方があります。それが「支える」です。スポーツの華やかな試合の裏には、選手や試合を支えている多くの裏方の人たちがいます。支えてくれる人のおかげで、選手は気持ちよくプレイでき、観客に夢を与えることもできる大変重要な役割です。
スポーツボランティアは、サッカーやバスケ、マラソンなど様々なスポーツを裏方として支えるとてもやりがいがある活動です。
当サイトで、ボランティア相談を受ける中でも、ボランティアというと環境系や福祉系、子ども関連をイメージする方が多いです。
そういった方にぜひ「スポーツボランティア」という選択肢をおすすめしたいと思います。
もちろん運動が苦手でも大丈夫です。スポーツが好きで、サポートしたいという気持ちがあればOKです!
関連記事:スポーツボランティア以外のボランティア種類・内容はこちら
スポーツボランティアの種類①:マラソンボランティア
スポーツは世の中にたくさんあり、スポーツボランティアといっても範囲は広いです。
その中から、ボランティアコーディネーターおすすめとして、3つのスポーツをご紹介します。
まずは、マラソンです。
マラソンボランティアは、マラソン大会の運営を支える活動で、ランナーの誘導や観客の整理など、大会運営に関わる様々なことをサポートするボランティア活動です。全国で開催されている大会の多くでマラソンボランティアが募集がされています。
マラソン大会のボランティアはリピーターも多く、定員が埋まってしまうこともあるほど人気の大会もあります。
ボランティア参加する動機は
筆者の私が参加したことのある東京のマラソン大会で、ボランティアに参加している人に、参加したきっかけを聞いていました。
以下の感想のように、多くの人が実際にマラソン経験のある方々であり、走ってみてボランティアのありがたみに気がつくということから参加したという人もいます。
・ランナーとしては抽選落ちてしまったけど、大会には参加したいからボランティアに申し込んだ。
・いつも走る時にはお世話になっているボランティアの方をやってみたく応募した。
マラソンボランティアの具体例
全国で行われているマラソン大会でのボランティア募集内容をピックアップしてみました。マラソン大会の募集サイトはどこもとても綺麗に作られているのが印象的です。
・北海道のマラソンボランティア
・岩手のマラソンボランティア
・群馬のマラソンボランティア
・東京のマラソンボランティア
・横浜のマラソンボランティア
・名古屋のマラソンボランティア
・京都のマラソンボランティア
・大阪のマラソンボランティア
・岡山のマラソンボランティア
・愛媛のマラソンボランティア
・福岡のマラソンボランティア
・鹿児島のマラソンボランティア
スポーツボランティアの種類②:サッカーボランティア
マラソンボランティアは単発のボランティアですが、サッカーボランティアの場合は特定のチームに登録をして参加します。
Jリーグでは多くのチームでボランティアの仕組みを設けているので、特定のチームをボランティアで応援したい、支えたい!という場合に、サッカーボランティアはおすすめです!登録した後は、好きなタイミングで活動することができる点も参加しやすいですね。
ボランティアが活発に行われている具体例として川崎フロンターレがあります。川崎フロンターレは地域に根ざしたサッカーチームとしても有名ですね。以下はフロンターレのサイトですが、トップの目立つところに「ボランティア」があることからも力を入れていることがわかりますね。
サッカーボランティアの内容
フロンターレの場合、ボランティアの内容は3つに分類されています。
・スタジアムの運営:チケットチェック、場内案内、清掃、プログラム販売など
・イベント補助:スタジアムで行われるイベントの補助、地域のイベントのサポート活動
・マスコット:マスコットの活動補助
フロンターレ以外のサッカーチームでもボランティア募集が行われているので、応援しているチームや地元のチームの情報を調べてみてください。
例えば、鹿島アントラーズでは、アントラーズの試合運営に関わるボランティア組織を「アントラーズスポーツボランティア(ASV)」と呼んでいます。ボランティアにも組織名がつくことで一体感も生まれますね。ASVのことはアントラーズの記事で説明されています。https://note.com/antlers_official/n/nf4627a37a044
Jリーグのサッカーチームは、地域密着に取り組んでいるため、地域の人との交流や地域貢献を、ボランティアとともに育んでいくことを目指してボランティアを取り組むことが多いようです。
以下はフロンターレのHPからの引用です。
サッカーが何よりも好きだ! という方には、Jリーグという日本で最高峰のプレーを、一番近い位置で接することが出来る貴重な機会とも言えます。
川崎フロンターレHP:https://www.frontale.co.jp/volunteer/
サッカーの面白さを深く知ることで、より積極的なボランティア活動の意欲も生まれ、ひいては豊かなスポーツ環境を育てる力になります。
スポーツボランティアの種類③:バスケットボールボランティア
サッカーと同様に、バスケットボールでも地域密着の活動が積極的に行われており、ボランティアの募集を行うチームもあります。
具体例として、千葉ジェッツのボランティアをご紹介します。
ホームページで活動内容として書かれているのは、「入場者の受付対応や、チラシの配布、会場案内、警備など」です。
https://chibajets.jp/volunteerstaff/
バスケットボールが好きという方には、間近で選手や試合に接するチャンスでもあります!
その他のスポーツボランティア
ここまでマラソン、サッカー、バスケットボールと紹介しました。
他にも、野球では、楽天イーグルスが「エコボランティア」や「運営ボランティア」、「スタジアム案内ボランティア」などの種類の活動で参加を募集しています。
https://www.rakuteneagles.jp/csr/volunteer/
他にもバレーボールやラグビーなどあらゆるスポーツでボランティアの募集があります。
他のスポーツについては、次回別の記事でご紹介ができたらと思います。
また、スポーツボランティアでは、「障害✖️スポーツ」というジャンルもあります。オリンピックだけでなく、最近はパラリンピックも注目を集めていますが、パラリンピックの競技以外にも「障害✖️スポーツ」の競技はたくさんあり、ボランティアも活躍しています!
スポーツボランティアのメリット
1つは、仲間ができることです。
マラソン、サッカー、野球、バスケなど同じスポーツが好きで、ボランティアをしたいと思う人は年齢、境遇関係なく打ち解けることができるでしょう。
2つ目は、スポーツの裏側を見られる楽しさです。
観戦したり、イベントに参加したりすることも面白いがその瞬間だけ。けれどもボランティアに参加することで、準備のときから終わった後まで舞台裏を知ることができます。選手やスタッフとの距離感が近いところで関われるのはそのスポーツ好きとしては最高でしょう。
最後は、スポーツを支えることで間接的に夢を与えることのできるという喜びの部分。選手としてや、仕事としてではなくても、スポーツをボランティアとして支えることが、多くの人の悦びにつながっていることはやりがいになります。
まとめ
オリンピックボランティアやマラソン大会など大きなスポーツイベントでのボランティアは大きな人気を集めています。数万人規模のスポーツイベントでは、ボランティアに応募する人が集まりやすく、リピーターも多いです。
こうしたボランティアに参加するのはボランティアのきっかけとしてぜひオススメしています。ボランティアコーディネートでも紹介することが多いです。
けれど、大きな大会だけでなく、その後は、地元のスポーツイベントだったり、スポーツチームだったり、身近なところのスポーツボランティアにつながっていってほしいとも思っています。
ボランティア体験談募集
ボランティアに参加したいと思っている人にとって、実際に参加した経験者の声はとても貴重で、参加の背中を押してくれます。ぜひ初めてのボランティアでも何度も参加しているボランティアでも、またボランティアスタッフとしてかかわられている方でも、皆さんのボランティア体験談をお待ちしております。