スポーツを見たり、プレイしたりするのが好きな人に、もうひとつの関わり方「支える(ボランティアをする)」をおすすめしたい。スポーツの華やかな試合の裏には、選手や試合を支えている多くの裏方の人たちがいる。支えてくれる人のおかげで、選手は気持ちよくプレイでき、観客に夢を与えることもできる。大変重要な役割だ。
だが、仕事として支えることは難しくても、ボランティアとして関わる場は実はたくさんあるのだ。もちろん運動が苦手でも大丈夫、スポーツが好きで、サポートしたいという気持ちがあることが最重要だ。
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スポーツボランティアに参加するには
参加するにはどうすれば良いか。まず紹介したいのは、スポーツボランティアのポータルサイト、スポボラ.netから活動を探してみる方法だ。例えば現在募集されているスポーツボランティアは、「第36回館山若潮マラソン大会」や「第14回新宿シティーハーフマラソン」など。マラソン大会の情報が多く掲載されているところが特徴だ。このポータルサイトは、NPO法人日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)が運営している。申込方法はそれぞれ違うが指定のメールアドレスに連絡する方法が多い。
スポーツごとのボランティア募集もある。サッカーでは、チームごとにボランティア募集ページを設けている。JリーグのFC東京は、ホームゲームの運営サポートを行う「FC東京・市民スポーツボランティア」がある。試合の清掃など運営一般を手伝うボランティアや、車いすの人をサポートする活動だ。一度登録すれば、参加できる日の試合を選ぶことができる。
野球では、楽天イーグルスが「エコボランティア」や「運営ボランティア」、「スタジアム案内ボランティア」などの種類の活動で参加を募集している。
地域に根差したスポーツボランティアもある
ほかにもバスケットボールなど地域に根ざしたスポーツチームがある競技ではボランティア募集をしているところがたくさんある。あなたの住む地域でのスポーツボランティアを探してみてほしい。
地元のチームでスポーツボランティアをするおすすめポイントは3つある。1つは、仲間ができること。同じスポーツが好きで、ボランティアをしたいと思う人は年齢、境遇関係なく打ち解けることができるだろう。
2つ目は、スポーツの裏側を見られる楽しさだ。観戦したり、イベントに参加したりすることも面白いがその瞬間だけだ。けれどもボランティアに参加することで、準備のときから終わった後まで舞台裏を知ることができる。裏方で働く人たちの姿を普通はみることができない。最後は、もちろんスポーツを支えることで間接的に夢を与えることのできるという喜びの部分だ。
ロンドンオリンピックでは、スポーツボランティアが最大の盛り上がりを見せた。7万人のボランティアが参加し大成功に終わった。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもボランティアの活躍が期待されている。毎年春に行われる東京マラソンでも募集が殺到するほど多くのボランティアが集まっている。
数万人規模のスポーツイベントでは、ボランティアに応募する人が集まりやすくなっている。このボランティアに参加した人たちが、大きなイベントだけで終わってしまってはもったいない。その後も活動を継続して、地元のスポーツボランティアにつなげてみてほしい。あなたの生活も社会も豊かにするだろう。
スポーツボランティア募集情報を募集しています。
NPO団体やボランティアグループ、学生団体など、スポーツボランティアを募集していましたら、以下リンク先から募集情報を記入ください。当サイトへ掲載いたします。
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ボランティア体験談募集

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