児童養護施設ボランティアとは・活動内容・始め方・探し方・募集団体

児童養護施設ボランティアボランティア

児童養護施設のボランティアはインターネットで募集しているケースはあまり多くありません。様々な事情を抱えた子どもたちが生活する場でのボランティアなので、責任感や長期で関わることが必要だからです。ここでは「児童養護施設ボランティア」の活動内容や、始め方・探し方、ボランティア募集をしている団体も紹介します。

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児童養護施設とは

児童養護施設は親の離婚や、虐待、災害や事故、病気など様々な事情によって家族が育てられなくなった2歳から18歳の子どもが生活をしている場所です。厚生労働省によると虐待を受けた子どもは53.4%、なんらかの障害をもつ子どもは23.4%と専門的なケアも増しています。

家庭福祉課によると全国に児童養護施設は、2016年時点で603カ所あり、定員32,613人に対して27,288人が生活しています。

児童養護施設ボランティアとは

具体的な活動内容

活動は児童養護施設によって異なりますが、学習支援を行うことが多いです。
具体的には、子どもたちが学校から帰ってくる時間帯に施設へ行き、その日の宿題や勉強でわからないことを一緒にやります。時間は1時間~2時間くらい。

一人の子どもに対して一人のボランティアが担当する「マンツーマン形式」が多いようです。
勉強がおわれば、一緒に遊んだり、学校の話を聞いたり、他の子どもたちと合流して遊んだり、自由な時間を過ごします。

児童養護施設の子どもたちは半数以上が虐待を受けた経験があります。そのため、勉強を教えるだけでなく信頼できる大人として相談にのったり悩みをきいたりすることも重要な役割です。
ボランティアをはじめてすぐに相談ということはあまりないので、まずは勉強をしながら信頼関係を築いていくことが大切です。

注意すること

児童養護施設ボランティアをはじめるにあたって、施設の職員から注意事項を伝えられます。例えば、LINEなど個人的な連絡手段の交換禁止などがあります。

虐待を受けた経験のある子どもも多いです。中には「愛着(アタッチメント)障害」がある子もいるかもしれません。親などの養育者と愛着形成がうまくいかなかったことで、愛情表現がうまくできずに、人を避けたり、反対にだれにでもなついたりなどといった極端な行動が出てきます。
多くても週に一度のボランティアという関係上、子どもとの距離感はきちんと意識しておくことが必要です。

もちろん中には本当に信頼関係ができ、児童養護施設を出た後に、一緒にご飯に行ったりすることもあるので、ケースバイケースではあります。

児童養護施設ボランティアの始め方・探し方

ボランティアグループやボランティアサークルに入る

児童養護施設とボランティアは信頼関係が重要です。そのために、ボランティアグループやボランティアサークルは、継続して同じ施設へ通っています。

例えば東京にある児童養護施設では都内の大学のボランティアサークルが長年ボランティアをしています。渋谷区にある施設でも、近隣の女子大が継続してボランティアをしています。

社会人でも、児童養護施設で活動するボランティアグループはたくさんあります。例えば、星の子キッズというグループは、北区の施設でボランティアをしています。

児童養護施設に直接問い合わせるのではなく、こうしたグループやサークルを見つけて参加してみるのが参加しやすいです。

イベントボランティアから始める

児童養護施設イベントボランティア

継続したボランティアは募集していなくても、イベントを開催するときにボランティアを単発で募集するケースがあります。

ボランティア募集情報は、地域の社会福祉協議会やボランティアセンターで探すと見つけやすいです。インターネットには掲載されずに、チラシや情報誌だけで募集がおこなわれることも多いので、直接訪ねてみるといいでしょう。
クリスマスやお祭り、夏の自然体験などのイベント時期は、ボランティア募集が増えるため、見つけやすいです。

ボランティアセンターには専門のボランティアコーディネーターがいるので、一度相談してみるといいでしょう。ご自身の希望を聞いてくれて、どういうボランティアがあるかも紹介してくれます。