フードバンクボランティアとは・活動内容・参加方法・探し方・募集団体を解説

フードバンクでボランティアボランティア

フードバンクはその名の通り「食」に関わる活動です。食品ロス(フードロス)の社会課題がいわれるようになり、フードバンクに寄付する企業や個人も増えています。

そもそも食品ロスとは食べ物を本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまうことです。様々な社会課題のなかでも「食」という身近なものであり関心が高まっています。

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フードバンクとは?

フードバンクを「食料銀行」というとイメージがわくでしょうか。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食料はたくさんあります。それを捨てずにフードバンクに預けて、食べ物を必要としている施設や子ども食堂、路上生活者などに届けようという活動です。

農林水産省によれば「食品ロス」の量は年間612万トンだそうです。
想像もつかない数字です。企業などから出る食品ロスが54%。家庭から出る食品ロスは46%です。SDGsでは2030年までに世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減することが盛り込まれています。家庭から家庭から発生する食品ロスを2030年度までに2000年度比で半減するとの目標が設定されています。

フードバンクでは食品をつくっている企業や販売しているお店から寄付をしてもらいます。企業にとっては社会貢献になるだけではなく、廃棄コストがかからないというメリットもあるのです。

フードバンクの歴史、はじまりは1976年から

このすばらしい仕組みはアメリカから始まりました。1976年に世界初のフードバンク「セカンドハーベスト」が誕生したのです。
その後ヨーロッパやアジア、アフリカにも広がっていきます。

日本は国際的にみると遅く、2004年にセカンドハーベストジャパンができました。そこからフードバンク活動を行うNPOなどは全国に広がっていき、80団体以上があるといわれています。

フードバンクボランティアをするには

フードバンクボランティアはとてもやりがいのある活動です。食品ロスをなくす一助にもなり、食べるものに困っている人のためにも役立ちます。

フードバンクボランティアといえば、まずは代表的なNPO法人セカンドハーベストジャパンを紹介します。セカンドハーベストでは、食品メーカーや農家などから食べられるのに廃棄となる商品を寄付してもらい、それを児童養護施設や路上生活者、シェルターなど提供する活動を行っています。

セカンドハーベストのフードバンク事業をサポートするボランティアは随時募集されています。

ボランティア内容は、毎週土曜日に上野公園で行う炊き出し、前日金曜の炊き出し準備。またパントリーピックアップという事務所に食品を取りにくる人の対応や、生活に困る家庭へ発送するボランティア作業等もあります。

フードバンク団体を探すには

セカンドハーベスト以外の団体を探すには、まず農林水産省のページに一覧がのっています。
北海道から沖縄まで網羅されています。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/img/170412.html

一般社団法人全国フードバンク推進協議会というフードバンクのネットワーク組織もあります。ここにも加盟団体一覧がのっています。こちらの方が見やすいかもしれません。
https://www.fb-kyougikai.net/groups

あとはボラ市民ウェブというボランティア検索サイトで「フードバンク」と調べてみるのもいいですね。

国際的な食料問題:10/16は国際食料デー

日本での食品ロス課題をとりあげました。

食料に関しては世界はもっと深刻です。世界では9人に1人が十分に食べることができていないといいます。飢餓や栄養不良が深刻な国々もたくさんあります。

10月16日は国際食料デーです。国際食料デーは、「すべての人に食料を」という目標を実現するために、食料問題を考える日として国連が定めました。

飢餓や栄養不良といった食料問題を自分ごととして、声を上げ行動する人を増やすことを目指しているます。

国内で呼びかけるNPO/NGO団体は、ハンガー・フリー・ワールド、アフリカ日本協議会、オックスファム・ジャパン、国際農林業協働協会、セカンドハーベスト・ジャパン、日本国際飢餓対策機構、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所。

フードバンク横浜×ケンタッキーのCSR

日本ケンタッキー・フライド・チキンは閉店時にまだおいしく食べられのに残ってしまう調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」を凍結・保管し、NPO法人フードバンク横浜に提供する取り組みを行っています。

フードバンクを通じて横浜市内のこども食堂などに寄贈されます。フードバンクへ食品を寄贈する企業は多いが、調理済みの商品提供は珍しいです。

安全性については、フードバンク横浜と協力すること安全を担保した上で調理済み商品を提供できる仕組みを構築できたといいます。この仕組みが広がれば、食べられるのに捨てられてしまう食品が減り、食事を必要としている人たちに届けられるでしょう。

閉店時に店内にある商品を凍結・保管し、フードバンクの物流ステーションに配送。その後、こども食堂に提供する。こども食堂では、オリジナルチキンは骨を外して提供し、加熱調理をすることなど、決められたルールを守ることで、食材の安全が担保されるそうです。

フードバンク横浜はひとり親支援や、生活困窮者、こども食堂などへ食材を提供する支援活動を行なっているNPO団体。各活動においてボランティアも募集しています。