てんかん啓発の日(パープルデー)、3月26日は紫を身に着けて

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てんかん啓発の日パープルデー

3月26日はてんかん啓発の日。パープルデー(Purple day)とも呼ばれ、紫のライトアップや紫のものを身に着けたりと、紫をシンボルカラーに様々なイベント・キャンペーンが行われます。

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パープルデー「てんかん啓発の日」のはじまり

てんかんとは

てんかんとは、脳の慢性疾患で「てんかん発作」を繰り返し起こす病気のこと。様々な症状があり、体の一部が固くなったり、手足がしびれたり、耳鳴りがしたり、動悸や吐き気、言葉が出にくくなるなど、様々です。

「てんかん」は100人に1人いるといわれていて。国内では、60万~100万人のてんかん患者がいると厚生労働省がまとめています。すべての年代で発症の可能性がありますが、発症率では小児と高齢者が高いです。

「てんかんをもっているみんなに知ってもらいたい、ひとりじゃないって…」

一方で、てんかん患者は、てんかんに対する理解不足により、病気のことを人に伝えることができずに、悩みを抱える人がいます。

カナダのキャシディ―・メーガンさんもその一人。2008年、9歳のときに、てんかんについて世界中で理解を深めてもらうため、「パープルデー」を立ち上げました。からかわることが怖かったりと、てんかんについて周りに話すことができず、つらい経験をしたことをきっかけに、発作はすべてが同じではないことや、てんかんの人が自分以外にもいるということを発信したいという思いがありました。

3月26日には、世界中の人が紫色のものを身に着けて、てんかんについて知ってもらうようよびかける国際的なイベントとなりました。

紫はキャシディ―・メーガンさんが好きだというラベンダーの色です。

日本でのてんかん啓発の日(パープルデー)

日本国内では、てんかん啓発の日として、3月26日さまざまなイベントが行われます。
お城や建物のライトアップ、てんかんを知らせる講座、SNSでのキャンペーンなど全国でさまざまな企画が行わます。

https://www.purpleday-jp.net/30plan/

てんかんについての啓発活動

パープルデー以外にも、てんかんを知ってもらうための活動があります。

10月は、てんかん月間

てんかん月間と呼ばれますが、正式名称は「てんかんを正しく理解する月間」です。
1983年に制定されて、日本てんかん協会、日本てんかん学会が、てんかんを啓発するための強化月間として取り組んでいます。

2月の第2月曜日は、世界てんかんの日

国際てんかん協会と国際抗てんかん連盟 が2015年、2月の第2月曜日を「世界てんかんの日(International Epilepsy Day: IED)」に定めました。