若者の寄付意識は?寄付や社会参加の意識高い

若者の寄付意識 記事
若者の寄付意識

寄付と聞いて思い浮かべるイメージは?

プラン・インターナショナルが15〜24歳の231人にインターネットで調査した。

10代、20代の若者たちは、7割が「良いこと」と回答し、「偽善的」のようなネガティブな印象は2割にとどまった。興味深いのは、6割が「社会参加」と答えたことだ。

筆者が学生のころは、寄付で社会参加するというイメージはなかったように思う。だが、NPO法人が生まれてから約20年。10代、20代前半の若者は、NPOやボランティアという言葉が一般的にある環境の中で育ってきた。そういう若者たちにとっては、寄付が社会参加の機会という感覚は当然なのかもしれない。

スポンサーリンク

寄付は「大人がするもの」や「学生には無理」といったイメージ

一方、若者たちにとって、寄付は「大人がするもの」や「学生には無理」といったイメージも一定数ある。寄付は良いと思っていても、大学生の半分以上が奨学金を受給している(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」)現状では、お金での社会参加は厳しいのかもしれない。

この結果を踏まえてもNPO側は、若者から寄付を集めるだけでなく、ボランティアなどお金以外の社会参加の方法を提供することが重要だ。ボランティア参加で活動に共感してもらうことで、将来お金を得るようになってから会員になってくれる可能性もある。

他の上位回答では、「自己満足」、「目標達成の助け」、「自分のためにもなる」があがった。モノによる豊かさよりも、寄付などの社会参加によって、何かを得たいという価値観が一般的となりつつある。