クリック募金とは?環境や教育などサイトまとめ10選

クリック募金とは 企業 CSR

クリック募金とは、募金ボタンや企業バナーなどを「クリックするだけ」でNPO団体などへ募金ができる仕組みです。クリックした人ではなく企業などのスポンサーが募金額を負担する点がクリック募金の特徴となります。企業はCSRの一環として行う場合が多いです。

クリック募金ができるウェブサイトには、専門ポータルサイトや企業が独自に行っているサイト、市民活動サイトなどさまざまな種類があります。この記事では各サイトの特徴や、クリック募金の仕組みなどについて解説します。

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クリック募金サイト一覧

クリック募金サイト一覧特徴
sumabo日本初のクリック募金サイト。1クリック1円。寄付先はプロジェクトにより異なる。
HEARTiN(ハーティン)クリック募金サイト。1クリック1円。寄付先はプロジェクトにより異なる。
環境教育へのクリック募金 – 札幌市札幌市エコプラザのクリック募金ページ。1クリック5円。寄付先は札幌市の子どもたちへの環境教育へ活用。
さぽーとほっと基金へのクリック募金さぽーとほっと基金へのクリック募金のクリック募金ページ。1クリック5円。寄付先は札幌市のまちづくり活動へ助成されます。
みどりのよこすかチャリティークリック神奈川県横須賀市のクリック募金ページ。1クリック10円。横須賀の環境保全に活用。
環境クリック募金 | 藤沢エコ日和神奈川県藤沢市のクリック募金ページ。1クリック5円。寄付先は藤沢市の子どもたちの環境教育分野。
大阪市 市民活動のためのクリック募金大阪市のクリック募金ページ。1クリック3円。寄付先は大阪市の市民活動団体。
ワンクリック募金|おもいやり育英会非営利団体のクリック募金ページ。1クリック10円。経済的理由で進学できない子どもの支援。
クリック募金 | ブラザーグループブラザーグループのクリック募金ページ。1クリック1円。寄付先は環境保全の取り組み。
地球温暖化防止支援クリック募金 住友商事マシネックス住友商事マシネックスのクリック募金ページ。1クリック1円。寄付先は世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)。

sumabo

https://www.dff.jp/

クリック募金を広めるという目的のある株式会社ディ・エフ・エフが運営する日本初のクリック募金サイト「sumabo」です。スポンサー企業ごとに募金サイトが作られており、それぞれのサイトでバナーをクリックすると募金が行われます。
スポンサー企業は、サントリーホールディングスや日本ガイシ、エスビー食品などがあります。

HEARTiN(ハーティン)

https://heartin.com/

「世界をよりよくするために。」をキャッチコピーとするクリック募金サイト「HEARTiN(ハーティン)」。運営は一般社団法人ハーティン。ハーティンのスポンサーの定義には「クリック数に応じた金額を寄付する人」と書かれています。スポンサー募集ページからスポンサーとなることができ、寄付金額は自由に設定して、プロジェクトを選び、寄付されます。

環境教育へのクリック募金 – 札幌市

https://www.kankyo.sl-plaza.jp/bokin/

札幌市環境プラザのクリック募金サイトです。トップページの年齢・性別を入力し、企業バナーをクリックすると、1クリック5円が寄付されます。寄付先は札幌市の子どもたちの環境教育を行うために活用されます。

さぽーとほっと基金へのクリック募金

札幌市のさぽーとほっと基金のクリック募金サイト。企業バナーをクリックすると1クリック5円が札幌市のまちづくり活動に助成されます。http://sapporo-machizukuri.com/clickdonation

みどりのよこすかチャリティークリック

神奈川県横須賀市のクリック募金ページ。クリック募金ページから年齢などのアンケートに回答し、企業バナーをクリックすると1クリック10円が里山保全など横須賀の環境保全に活用されます。https://midorinobokin.com/

神奈川県藤沢市のクリック募金

https://fj4.city.fujisawa.kanagawa.jp/oneclick/

神奈川県藤沢市が展開するクリック募金もあります。企業バナーをクリックして性別・年齢を選ぶと募金が完了します。1クリックにつき”5円”が参加企業から寄付されて、藤沢市の子どもたちの環境教育のために使用されます。

大阪市市民活動総合ポータルサイトのクリック募金

https://kyodo-portal.city.osaka.jp/click/

大阪市の「市民活動総合ポータルサイト」でもクリック募金を実施しています。ページに表示されている各協賛企業のバナーをクリックすると1クリックにつき”3円”が寄付されます。大阪市区政推進基金へ寄付されて、そこから大阪市内の地域課題・社会課題の解決に取り組む市民活動を推進するために活用されます。

ワンクリック募金|おもいやり育英会

経済的理由で進学できない子どもへ給付型奨学金の給付などの支援を行っている一般社団法人おみやり育英会のサイトです。各企業の「ワンクリック募金」ボタンをクリックすると、1回のクリックあたり”10円”の募金が寄付されます。https://omoiyari.net/one_click/

ブラザーのクリック募金

https://sdgsstory.global.brother/j/click-donation/

ブラザー工業株式会社が独自に行っているクリック募金です。日本をはじめ、中国やアメリカなどの環境保全の取り組みに対して支援したい活動を選んで募金ボタンをクリックすると、1クリックあたり1円がブラザーによって寄付されます。

住友商事マシネックスのクリック募金

住友商事マシネックスが行うのは「地球温暖化防止支援クリック募金」です。住友商事マシネックス株式会社が1クリックあたり1円を世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)へ寄付します。https://www.smx.co.jp/jp/company/info/60th/donation/

クリック募金とはーー募金と寄付の違い

それでは、ここからはクリック募金とは何かを解説していきます。
まず「募金」という言葉と「寄付」という言葉が出てきます。似たような言葉ですが、辞書によると以下のように書かれています。

募金
[名](スル)寄付金などをつのって集めること。「街頭で募金する」「共同募金」
[補説]本来は集める側からいう語だが、「赤十字に募金する」のように、金銭を差し出す行為をいうこともある。

出典 小学館デジタル大辞泉について

寄付
[名](スル)公共事業や社寺などに、金品を贈ること。「―を募る」「被災者に衣類を―する」「―金」

出典 小学館デジタル大辞泉について

つまり、募金と寄付の違いは、募金とはお金を集めることで、寄付はお金を送ることです。募金という言葉の使い方では、クリック募金以外にも、街頭募金やネット募金などもあります。募金で有名な例として、共同募金会の「赤い羽根共同募金」を駅前で行っているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

クリック募金とはーー仕組みとやり方

インターネット上で行う「募金」の場合は、ネット募金サイトから金額を指定して”自ら”寄付をします。有名どころでは、Yahoo!ネット募金があり、災害支援などさまざまなプロジェクトが掲載されています。その中から寄付したい内容を選ぶことができます。

クリック募金の仕組みは募金をしたい個人の金銭的な負担はなく、スポンサー企業が寄付をするという点が、通常のネット募金とは異なります。クリック募金のサイトによって1クリック1円、5円、10円など金額は変わり、クリックは一日一回となっていることが多いです。サイトによって寄付の上限金額が設定されていることもありますが、毎日サイトを訪問してクリックを行うことはできます。

企業にとってはCSRとして環境保全やまちづくり、国際協力などの活動を支援することができます。クリック募金サイトを閲覧した人が、企業名や企業のCSR活動を知ることで、企業ブランディングに役立てることにもつながるでしょう。

個人にとっては、最も参加しやすい募金です。何かしたいけれど自ら寄付をするのはハードルがあるという方もウェブサイトを見て、クリックするだけでいいので、毎日気軽に社会貢献ができます。ぜひ冒頭ご紹介したそれぞれのクリック募金サイトをブックマークに登録して、クリックをしてみてください。

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