【本】ボランティアする人に読んでほしい10冊

ボランティアの本おすすめ NPO本・映画

ボランティアをしている人、これから始めたい人、ボランティアについて知りたい・学ぶたい人に、ぜひ読んで欲しい10冊をご紹介します。

ボランティアコーディネーターである筆者が、学生時代にボランティアを始めたころに読んだ本や、ボランティアってなんだろう?と思ったときに読んだ本、NPOで働き始めてから読んだ本など、10冊をご紹介します。

ボランティア活動を行うとともに、本を読むことで、実際の体験が深まります。まずはどれか一冊でも読んでいただけたら嬉しいです。

スポンサーリンク

ボランティアコーディネーション力 第3版: 市民の社会参加を支えるチカラ

まず最初にご紹介するのが、「ボランティアコーディネーション力」という本です。検定のテキストではありますが、ボランティア活動をしている人や、これからする人にとっても、ボランティアについて体系的にまとめられている本で、大変わかりやすいので、基本を押さえるにはとってもおすすめです!

ボランティア活動の基礎知識から、考え方、歴史などが網羅されているので、ここを読むだけでもボランティアが何か、漠然としたものがくっきりするようになるでしょう。

【主な目次】
序章「今、なぜ、ボランティアコーディネーション力なのか?」
第1章「ボランティアの理解」
第2章「ボランティアコーディネーションの理解」
終章「ボランティアコーディネーション実務の向上に向けて」

ボランティアコーディネーション力 第3版: 市民の社会参加を支えるチカラ

  • 早瀬 昇 (著), 筒井 のり子 (著), 日本ボランティアコーディネーター協会 (編集)
  • 出版社 ‏ : ‎ 中央法規出版; 第3版 (2024/3/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/3/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 208ページ

スポーツとくらしのバリアフリー (はじめよう! ボランティア)

夏ボラも紹介されていたりと、ボランティアをこれから始める初心者向けの本としてはちょうどいいサイズと内容です。

スポーツとくらしのバリアフリー (はじめよう! ボランティア)

  • 長沼 豊(学習院大学教授) (監修)
  • 出版社 ‏ : ‎ 廣済堂あかつき (2018/3/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/3/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 35ページ

ボランティア・テキストシリーズ

ボランティア・テキストシリーズ2「入門・ボランティア活動」管理社会への挑戦

ボランティア・テキストシリーズ2「入門・ボランティア活動」管理社会への挑戦

  • 岡本 榮一 (著)
  • 出版社 ‏ : ‎ 大阪ボランティア協会; 第2版 (1981/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1981/5/1
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 73ページ

この本自体はとても古い本ではありますが、当時発行されたボランティアの入門を読んでみるのも面白いと思います。この本以外にも「ボランティアテキストシリーズ」はたくさん出ています。

知らされない愛について [ボランティア・テキストシリーズ (9)]

ボランティアテキストというと、実戦に役立つ話であったり、ボランティアの体験について書かれたりする本が多いのですが、このテキストは、ボランティアについて書かれた本ではありませんでした。

けれど、ボランティアする中で大切にしたい考え方や心の面で、この本を読むと気持ちがスッキリとし、心が洗われるような内容の本です。

知らされない愛について [ボランティア・テキストシリーズ (9)]

  • 岡 知史 (著)
  • 出版社 ‏ : ‎ 大阪ボランティア協会 (1991/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/11/1
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 106ページ

ドイツ 人が主役のまちづくり ― ボランティア大国を支える市民活動

ボランティア文化という意味では、日本よりもヨーロッパの方が進んでいると言えるでしょう。特にドイツからは学ぶところがたくさんあります。そのドイツのボランティア、市民活動に関して描かれています。

ドイツ 人が主役のまちづくり ― ボランティア大国を支える市民活動

  • 松田 雅央 (著)
  • 出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社 (2007/4/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 199ページ

あそびの生まれる場所—「お客様時代」の公共マネジメント

西川さんは、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉の理事、「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンなどでまちづくり、コミュニティ作りで有名な方です。「ボランティア」という枠に捉われずに、人が地域、コミュニティに参加するというのはどういうことか。そのためにはどんなことが必要なのか。
「あそび」という言葉をカギとして、ボランティアや市民活動を考えるための示唆を与えてくれます。

ボランティア学・ボランティア論などで頭が固くなってきた方に、おすすめしたい一冊です。

あそびの生まれる場所—「お客様時代」の公共マネジメント

西川正 (著)
出版社 ‏ : ‎ ころから株式会社
発売日 ‏ : ‎ 2017/3/29
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 304ページ

「参加の力」が創る共生社会:市民の共感・主体性をどう醸成するか

「参加の力」が創る共生社会:市民の共感・主体性をどう醸成するか。この本も大阪ボランティア協会の早瀬昇さんの著書となります。
ボランティア活動ってなんだろうと思った時に、ボランティアとはこういうものであると教えてくれます。しかも、「ボランティアはネコである!?」とか「ボランティアは恋愛に似ている!?」とか、とっつきやすく書かれているので、読みやすい一冊です。

「参加の力」が創る共生社会:市民の共感・主体性をどう醸成するか

早瀬 昇 (著)
出版社 ‏ : ‎ ミネルヴァ書房
発売日 ‏ : ‎ 2018/5/23
単行本 ‏ : ‎ 256ページ

増補改訂版 日本ボランティア・NPO・市民活動年表

「日本ボランティア・NPO・市民活動年表」は、大阪ボランティア協会の早瀬昇さんをはじめ、山岡義典さんなど、NPOの歴史を作り上げてきた方々が制作に携わられている点が特長です。内容も単なる年表ではなく、今にもつながっているその時々の社会問題やそれに対するボランティア・市民活動の取り組みを正確に知ることができます。

先に紹介したボランティアコーディネーションを基礎として、もっと深く知りたい方には、「日本ボランティア・NPO・市民活動年表」をおすすめします。

増補改訂版 日本ボランティア・NPO・市民活動年表

石田 易司 (著, 編集), 岡本 仁宏 (著, 編集), 永岡 正己 (著, 編集), 早瀬 昇 (著, 編集), 牧口 明 (著, 編集), 牧里 毎治 (著, 編集), 目加田 説子 (著, 編集), 山岡 義典 (著, 編集), 大阪ボランティア協会ボランタリズム研究所 (監修)
出版社 ‏ : ‎ 明石書店
発売日 ‏ : ‎ 2022/4/24
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 1104ページ

プロボノ―新しい社会貢献新しい働き方

専門性を持ったボランティア活動を意味する「プロボノ」という言葉も定着してきたのではないでしょうか。著書である嵯峨 生馬さんは、プロボノを提供するサービスグラントの代表理事です。サービスグラントのウェブサイトによれば、プロボノ経験者は5300人ほど。まだまだ多くありません。

プロボノという言葉は聞いたことはあるけれど、興味はあってもわからない、という方はぜひこの本をお読みください。プロボノの魅力が一冊読むとわかってくると思います。プロボノがどんどん増えていくことで、NPOの活動も活発になっていくことを願います。

プロボノ―新しい社会貢献新しい働き方

嵯峨 生馬 (著)
出版社 ‏ : ‎ 勁草書房
発売日 ‏ : ‎ 2011/4/20

新市民伝〜NPOを担う人々〜

今さら聞けない「NPO」! 
本書は、辻陽明の連載記事を中心として、NPOにとっての「成長の20年」をあとづけ、現役の朝日新聞記者らが取材して、NPOという組織の実態や活動ぶり、将来の展望などを紹介したものである。
「新市民伝」の名のごとく、どちらかと言えば「人」に焦点を当てているが、登場する団体は150にものぼる。それらの一覧が巻末に掲載されているので、NPOに関心を持つ人々にとってはガイドの役割も果たしている。

新市民伝〜NPOを担う人々〜

辻陽明+新市民伝制作プロジェクト (著)
出版社 ‏ : ‎ 株式会社講談社エディトリアル
発売日 ‏ : ‎ 2015/6/11

NGOに関する本

子ども食堂ボランティアに関する本