株式会社明治は、食品ロス削減の普及を目的に、消費者庁が主催する「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストの受賞作品を商品パッケージに掲載することを発表しました。
この取り組みは2022年度から始まり、今年で4回目を迎えます。2025年10月から順次、明治ブルガリアヨーグルトや明治プロビオヨーグルトR-1などのパッケージに作品を掲載し、全国の消費者に食品ロス削減の大切さを伝えていきます。
今年のコンテストには19,201件もの応募があり、日常生活に根ざした視点やユーモアを交えて食品ロス削減を訴える作品が多数寄せられました。受賞作を通じ、消費者が普段の買い物や食卓で意識を高めることが期待されています。
10月は「食品ロス削減月間」
日本では毎年10月が「食品ロス削減月間」と定められています。農林水産省と環境省の推計によれば、国内で発生する食品ロスは年間約523万トン(2022年度)に上り、依然として大きな課題です。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)でも「2030年までに食品廃棄物を半減する」という目標が掲げられ、国際的にも削減への取り組みが求められています。
こうした背景のもと、消費者庁と企業が連携し、国民の身近な場面で食品ロス削減を訴える取り組みが広がっています。明治の今回の施策もその一環であり、普段から親しまれている乳製品を活用することで、より多くの人に行動変容を促す狙いがあります。
身近な商品を通じた普及啓発

掲載される対象商品はヨーグルト、牛乳、飲料と多岐にわたります。以下一例。
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンなど:中蓋に川柳を掲載
明治ブルガリアのむヨーグルト カルシウムと鉄分:パッケージ側面に掲載
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプなど:外箱に掲載
明治おいしい低脂肪乳:パッケージ側面に掲載
ザバス MILK PROTEIN 脂肪0 ヨーグルト風味:パッケージ側面に掲載
これらは日常の買い物で多くの消費者が手に取る商品です。単なる啓発ポスターではなく、生活に密着した商品を通じて自然にメッセージが届く点が特徴です。
明治グループの持続可能性への取り組み
明治グループは「サステナビリティ2026ビジョン」で「循環型社会の実現」を掲げています。
具体的には、
- 商品需給の精度向上による不良在庫の削減
- 賞味期限表示の「年月」表記への変更
- 品質を保持したうえでの賞味期限延長
といった施策を継続的に進めてきました。今回のパッケージ掲載もその一環であり、社会課題の解決に向けた企業の姿勢を示しています。
取り組みの社会的意義
食品ロス削減は企業だけの課題ではなく、NPOや市民団体にとっても重要なテーマです。フードバンク活動や子ども食堂を運営する団体にとって、余剰食品の有効活用は活動基盤を支える要素です。
明治が始める川柳掲載の取り組みは、食品ロス削減を「自分ごと」として考えるきっかけを社会に広げる試みです。ユーモアを交えた短い言葉が、家庭や学校、職場での会話の中で意識変化を生み出すことが期待されます。
食品ロスは社会全体で解決すべき課題です。企業・NPO・行政が連携し、多様なアプローチで取り組むことで、持続可能な社会への道が拓かれていくでしょう。


