バイドゥが提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、防災週間にあわせて「防災コミュニケーションに関する意識調査」を実施。全国8,793人から寄せられた回答をもとに、家族内での防災に関する会話や備えの実態が明らかになりました。
調査の結果、全体の約3割が「家族と防災を話したことがない」と回答。「覚えていない」を含めると半数に上り、防災に関する“会話不足”が浮き彫りとなりました。
「話したことがない・覚えていない」若者は2人に1人
世代別に見ると、Z世代・29歳以上ともに「話したことがある」と答えた割合は半数程度にとどまり、とくにZ世代では「覚えていない」とする割合が高い傾向が見られました。

「話し合ったことがない」と回答した人の理由には、次のような声が寄せられています。
- 「知識がなく情報もないので話し合わなかった」(30代男性)
- 「災害が起こる地域ではないため話題に出ない」(10代女性)
- 「家族と離れて暮らしているから」(20代男性)
- 「仕事が忙しく時間が作れない」(40代女性)
- 「防災グッズを揃えるのが面倒」(10代女性)
こうした回答から、知識や情報の不足、地域性や生活環境、心理的なハードルが“会話の欠如”の背景にあることがうかがえます。
外部からのきっかけで話す人も
一方、「話し合ったことがある」と答えた人からは、次のような契機が報告されました。
- 「学校で防災について親と話すように言われたから」(10代女性)
- 「非常用持ち出し袋の点検をする時」(30代女性)
- 「南海トラフ地震のニュースが出た時」(10代女性)
- 「災害に関するニュースやSNSの情報を見た時」(20代女性)
このことから、学校や報道、ニュースなど外部からの刺激が会話を生み出す大きな要因となっていることがわかります。
防災の話題を切り出せない心理的ハードル

「防災の話題を切り出しづらいと感じたことがあるか」との質問には、約3人に1人が「ある」と回答。その理由の上位は「気まずい」(23.5%)、「親が真剣に聞かなそう」(21.2%)、「難しそうでよくわからないから」(15.7%)でした。
特に「切り出しにくい」と感じている人ほど「もっと話すべき」と強く考えており、防災会話の必要性を認識しながらも、心理的ハードルが実行を妨げている現状が浮かび上がっています。
備えの実態:「水と食料はあるがトイレやバッテリー不足」

調査では、自宅に防災グッズを備えている人は7割以上に達しました。しかし「十分に備えている」と答えた人は26.6%にとどまり、内容の偏りが課題として浮かびました。

常備品の上位は懐中電灯(71.4%)、飲料水(62.5%)、除菌ウェットティッシュ(62.4%)など。一方で、携帯トイレ(44.2%)、非常用バッテリー(38.9%)、家族の連絡先メモ(36.3%)といった災害時に不可欠なアイテムは3〜4割にとどまりました。
この結果は「備えているが十分ではない」現状を示しています。
防災チェックリスト未経験が多数派
「家族と防災チェックリストを確認したことがあるか」との質問では、72.6%が「一度もない」と回答。1〜2回実施した人も23.2%にとどまり、習慣化されていないことが明らかになりました。
一方で「紙ではなくスマホに残したい」と答えた人は75%にのぼり、デジタルでの管理・共有へのニーズが高いこともわかりました。
Simejiが提案する「防災コミュニケーション」
こうした結果を受け、Simejiは「防災タイプ診断 with 防災ノート」を通じて“話す・備える・共有する”を自然に習慣化できる仕組みを提案しています。診断は防災アドバイザー岡部梨恵子氏が監修し、行動チェックや備蓄リストを取り入れることで、防災に関する会話を生活の中に根付かせることを狙います。
岡部氏は「診断と防災ノートは楽しみながら自然に会話を生み、実際の備えへつなげられる仕組みになっています」とコメント。若い世代から家庭、そして学校や地域に広がる“新しい防災の形”として期待を寄せています。
今回の調査から、防災に関する会話不足と備えの偏りが改めて明らかになりました。知識不足や心理的ハードルが大きな要因である一方、学校やニュースといった外部からのきっかけが会話を促す効果も見られます。
防災週間を機に、家庭内で「まずは話してみる」ことが重要です。Simejiの取り組みは、その会話の第一歩を後押しするものとして、今後の広がりが注目されます。


