世界一周しながら海外ボランティアへいく方法―経験者が解説

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「現地集合・解散型」の海外ボランティアをご存知でしょうか。

成田空港から参加者みんなで出発して、同じ飛行機で一斉に帰ってくるという従来型のプログラムではなく、日本で申し込んでも、集合場所は現地の駅やバス停、宿泊先など。決まった時間になると多方面から参加者が集合するというスタイルのものです。

近年人気が高まりつつある「現地集合・解散型」。うまく活用し、旅行や留学、ワーホリ、さらには世界一周と組み合わせることでよりディープな海外体験ができるようになります。

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「現地集合・解散型」のメリット

海外ボランティアだけでなく、昨今、旅行業界では「現地集合・解散型」ツアーが増えています。最大のメリットは「移動の自由があること」です。ツアーや海外ボランティアの前後に一人旅で好きな場所に行くことができることで人気が出て、且つ格安航空券など安い移動手段が普及したことやブログ・SNSで現地情報も簡単に取得できるようになったことが人気に拍車をかけています。

特に東南アジアやヨーロッパでの活用が多くみられ、例えばカンボジアでの海外ボランティアへ参加する場合も、まずはタイに入国して一人旅を楽しみ、カンボジアではプログラムに参加。さらに帰りはベトナムへ行き、旅の続きを楽しんでから帰国するといったことも可能です。 一人旅の醍醐味と海外ボランティアプログラムの集団で楽しむ良さと、両方を組み合わせて味わえることが「現地集合・解散型」の人気のポイントとなっています。

以前は「現地集合・解散型」の海外ボランティアを募集しているところは一部のNGOだけでしたが、昨今の人気からか最近では旅行会社が開催するプログラムも出てきています。(現地発着海外ボランティアという呼称もあります。)

「現地集合・解散型」のオススメ活用法

もし時間が許すのであれば、単発の海外ボランティア参加だけではもったいないです。もちろん社会人で有給休暇を取って参加する場合など時間が限られている人には難しいですが、1回の海外旅行で複数の経験ができる「現地集合・解散型」を活用した方が間違いなくお得でしょう。

そして、活用法の発展系が「海外ボランティア×留学」や「海外ボランティア×ワーキングホリデー」、そして「海外ボランティア×世界一周」です。(かく言う筆者も「海外ボランティア×世界一周」をしました。)

「海外ボランティア×留学」の事例

最近は短期留学でフィリピンのセブに行く人が増えています。大学生のAさんはセブ留学の後にその足で、ボホール島で環境系のボランティアに参加しました。海外ボランティアに参加したという経験だけでなく、留学で学んだ英語を実践で使ってみるという相乗効果も得られました。

「海外ボランティア×ワーキングホリデー」の事例

仕事をやめてカナダでワーキングホリデーをしたBさんは、ずっと行ってみたかったメキシコでのウミガメ保護のボランティアにもワーホリ後に参加しました。メキシコの海外ボランティアへ単発で参加するのはコスト的に難しかったから、「現地集合・解散型」で「ついで」に参加できてよかったということでした。

「海外ボランティア×世界一周」の事例

そして、最後に海外ボランティア×世界一周。手前味噌ですが、私も学生のときに世界一周を計画しました。旅行だけではなく、NGOの現場に行きたく情報収集していたのですが、NGOのスタディツアーではいちいち日本に帰ってこなくては行けないものばかりで、費用も時間ももったいないと思っていました。そのときに「現地集合・解散型」海外ボランティアを知り、日本に帰国する必要なく、様々な国へ旅行しながら、点々とアジアやアフリカで海外ボランティアを経験することができました。

この事例はあくまでも一例です。

いま単発で海外ボランティアを考えている方は、まずは世界地図を広げて目的地の周辺国を見てみてください。これだけ世界が近くなった今、可能性は無限大です。そして「現地集合・解散型」なら移動は自由、あなたが行きたいと思った場所を組み合わせた、よりディープな海外ボランティア体験をしてみて下さい。