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厳しい地球の自然、このまま減少続けば、愛知目標もSDGsも達成危ういーIPBESレポートを読む

環境・農業

陸の75%が人為改変され、海の66%が人の活動の影響を受け、湿地の85%が消失するなど、地球上の自然や自然がもたらすものが世界中で急速に減少している。世界132カ国の政府が参加する「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)が5月に初めて発表したグローバルアセスメントレポートで明らかにした。レポートは世界の共通認識として「自然に関する世界の認識・常識を変えたレポート」とも評されているという。

国際自然保護日本委員会が7月4日開いた「IPBESレポートを学ぶ」ためのセミナーでは、「生態系サービスが失われている状況が続くと、2020年に愛知目標はほとんど達成できない可能性が高い。SDGs達成にも自然は不可欠であり、現在の生物多様性の損失状況は好ましくない状況」と説明された。

IPBESは国連機関ではなく独立した政府間組織。生物多様性や生態系サービスの現状や変化を科学的にアセスメントし、政策提言を含む報告書を作成している。グローバルアセスメントレポートは、世界50カ国、145名の専門家が全1500ページにまとめた。要約では、4つのテーマについて29のメッセージを整理している。

まず、「現状・傾向」のテーマでは、「自然ならびに自然がもたらすものは世界的に劣化しつつある」と題している。現在、世界中の生態系や生物多様性が人間活動の影響で急速に低下をしている。100万種が絶滅危機という状況は、世界を驚かせた。生活は豊かになったが、種や自然がもたらすものの持続性に不確実性を生み出している。

次に「変化要因」では「自然の変化を引き起こす直接的および関節的な要因は、過去50年で急速に加速している」という。過去50年間で、世界人口は2倍、世界経済は購買力で4倍、貿易は10倍となり、エネルギー・資源に材料の需要を押し上げた。

直接の要因に、土地利用の変化や伐採・漁獲などの直接採取があるが、「直接要因以外に根本的なものがある。背景には価値観や行動様式があり、間接要因を拡大している」という。

3つ目のテーマは「国際目標の達成見込み」。2020年が達成期限の愛知目標については、「ほとんど達成できない可能性が高い」。進捗が数字で示されており、「地球規模で十分な進捗傾向がある」のは9%。「進捗は見られるが不十分で、進捗は一部側面や地域に限られる」が53%。「進捗がほぼ・全くない」が38%とある。SDGsの達成を支える自然、自然がもたらすものの傾向をみても、不十分が32%。状態が悪い・劣化傾向が48%となっている。

それでは、自然や自然のもたらすもは悪化する一方なのか。最後のテーマでは「変革を促す協調的な努力を今すぐに始めれば、自然を保全、再生、持続的に利用しながらも、世界的な社会目標を達成できる」という。

「現在の経済成長のパラダイムから離れて、経済システムが進化することが持続可能な経路の重要な構成要素だ」と結んでいる。「速やかに大きな社会変革を起こす取り組みができれば、生物多様性を保全し、SDGsの他の項目も達成できる。トランスフォーマティブチェンジが必要。単に変化ではなく、変化のあり方を変えることだ」。

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