高校生がボランティア活動に参加するには?環境系〜海外ボランティアまでコーディネーターが紹介!

高校生のボランティア活動 記事

高校生でも参加できるボランティアはありますか?

大学生と比べると高校生が参加できるボランティア活動は限られますが、中学の頃よりは一段と増えていきます。ボランティアの種類としては、保育系のボランティアや、ゴミ拾いなどの環境ボランティア、福祉系のボランティア、さらに海外ボランティアでも「高校生可」という募集が出てきます!

夏休み限定で単発で体験できるボランティアプログラムもあるので、夏休みにボランティアデビューするのもおすすめです。

ここでは高校生が参加できるボランティアの種類、夏休みのボランティアについてボランティアコーディネーターがご紹介しますので参考にしてください。

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高校生が参加できるボランティアの見分け方

まず高校生がボランティアをするには、ブログラムの参加条件に「高校生可」となっているかどうかを確認する必要かあります。

例えば、学習支援ボランティアや児童養護施設のボランティアなどは、高校生不可となっていたり、18歳以上といった条件が示されていることもしばしばです。

1 大学・短期大学・専門学校等に在学中の方、または社会人の方

このように記載がある場合は、高校生は参加できません。

ただし、「参加条件に記載がない場合でも高校生の参加を想定していない場合があるので、申し込み時に確認が必要です

こちらの画像のように、「参加対象」の項目に、「高校生以上」と記載があれば、問題なく参加できます。また、以下のように検索条件で、「中高生歓迎」と指定して調べることもできます。

高校生が参加できるボランティア活動の種類

ボランティア活動とは

ここからボランティア活動の種類について解説していきますが、ボランティア活動についてもキソ的なことを知っておくと参加時に役立ちます。ボランティアの4原則やボランティアの定義などを解説している「ボランティア活動とは?」の記事をご覧ください。

環境問題へ高校生ができること

まず、高校生が参加しやすいボランティア活動の一つは、環境系のプログラムです。

具体的なボランティア活動としては以下のような内容があります。

ゴミ拾い
まちの植栽、花壇の手入れなど
植林、植樹
間伐
環境NPO-NGOのオフィスサポート

環境問題への活動では、ボランティアだけでなく、「啓発」も重要な意味があります。
高校生でも、ボランティアに参加したことを学校で発表したり、普段の生活でスーパーの袋などプラスチックを減らしたり、環境に対する意識を変えていくこともできることの一つです。

環境は身近なことでもあり、国内海外で多くの若者が活動しています。スウェーデンで環境活動を行うグレタさんは、15歳の時に国連気候変動会議で演説しました。環境問題は高校生が大きな変化を生み出すことのできる活動なのです。

子どもと関わる保育系のボランティア

子どもと関わるボランティアはどの世代からも人気が高い活動です。
けれど、最初に書いたように、学習支援などは高校生が参加できない活動も複数あります。

その中で保育ボランティアは参加できるものもあり、高校生にも人気が高いです。保育園や幼稚園でボランティアを募集している場合、多くは「保育学生や将来保育の仕事を目指している人」を対象としています。

保育学生には当たりませんが、将来保育の世界へ進むかを検討したいため、保育ボランティアをしてみたいという人もいると思います。

その場合は、保育園のボランティア募集でも受け入れてもらえる可能性があります。また、夏休みのボランティアでは、単発で高校生が参加可能という募集もあるので、夏休みを利用するのもいいでしょう。

高齢者施設など福祉系ボランティア

福祉系のボランティアも、高校生が参加しやすい活動です。福祉系の中でも高齢者施設では、若い人のボランティアは喜ばれます。施設利用者の方とお話し(傾聴)したり、レクリエーションを一緒にしたり、歌やダンスなどの特技を披露したりもあります。

他には、視覚障がい者が読むために点訳ボランティアや、聴覚障がい者のための音訳ボランティアなどもあります。

農業ボランティア

場所は限定されますが、農業ボランティアを募集するところもあります。ただし、ボランティアの場合、体験の要素が強かったり、反対にアルバイトのような仕事だったりと、募集段階での見極めも必要です。

海外ボランティア、国際ボランティア

海外ボランティアは短期から長期まで期間あります。高校生は夏休みか春休みに短期で参加することになるでしょう。大学生以上ということでしたらプログラムも多いですが、中には高校生対象や高校生可というプログラムもあります。

国際ボランティアNGOのNICEという団体でも、高校生を対象としたボランティアを募集することがあります。
NICEのHP:https://www.nice1.gr.jp/

4月以降に夏休みのプログラムが発表されるため、時期を見てHPやSNSをチェックしてみてください。高校生向けは、数が限られているので、早めの申し込みがおすすめです!

高校生の時に海外ボランティアに参加して、国際協力の道へ進んだという人もいるので、早い段階で海外に挑戦し、アジアやアフリカ、ヨーロッパなどで普段とは違う経験をしてみてはいかがでしょうか。

イベントボランティア

ボランティア活動はその日限りの単発で関わるものから、毎週や毎月など定期的に参加するプログラムがあります。高校生の場合は、継続的に参加することが難しいので、単発のプログラムがおすすめです。

イベントボランティアは単発で参加しやすいボランティア活動です。例えば、NPO団体の場合、アースデイやグローバルフェスタでのボランティア募集があります。

アースデイ:https://www.earthday-tokyo.org/
グローバルフェスタ:https://gfjapan2024.jp/

ボランティアに参加する前に、イベントへ行ってみて、話を聞いてみるとNPO団体の雰囲気もわかるので、ボランティア参加のきっかけが作りやすいです。

まとめ

高校生が参加できるボランティア活動は、ここに書いていない活動もたくさんあります。適宜、この記事にも追加していきたいと思います。

高校生のうちに家庭と学校以外の場所で、さまざまな経験をするというのは将来に向けてとても貴重な機会となります。単発でもいいので、国内の身近なところから、ゆくゆくは海外ボランティアまで。色々な活動に参加して、世界を広げていってみてください。