絶滅危惧のウナギに光明か、イオンが稚魚の産地まで追跡した国内初のウナギを商品化していた

環境・農業

土曜の丑の日が近づくと、ウナギを食すことの善悪問題が飛び交うようになった。ウナギは大切な日本の食文化だ。しかし、国際自然保護連合(IUCN)が2014年、ニホンウナギを絶滅危惧IB類※に指定。過剰な漁獲や生育環境の悪化で減少している。

※ IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い種

スーパーではウナギの代替品を見かけることも増えた。ウナギを食べること自体が悪いというわけではない。問題は密漁や無報告など違法なやり方でとったウナギが蔓延しているということだ。違法なウナギも適切な方法でとったウナギも養殖過程で混ざってしまうため、消費者が判別することはできなかった。

密漁などのウナギを排除するエシカル消費ができれば、ウナギを食べることは悪といった極端な善悪問題にも違う選択肢が生まれる。

イオンが今年6月に発表したのが、国内初の“稚魚の産地までトレースできる”うなぎ蒲焼「静岡県浜名湖産うなぎ蒲焼」だ。同社は昨年、持続可能なウナギの調達を実現し、日本伝統の食文化の継承に貢献するため、ウナギの取り扱い方針も定め、「2023年までに100%トレースできるウナギの販売を目指すという。

国内初!稚魚の産地まで
トレースできるうなぎ蒲焼
【イオン限定】
静岡県浜名湖産うなぎ蒲焼

こうした商品が今後増えてくれば、ウナギという日本の食文化に希望がもてる