国際協力NGOのジョセイフは世界の本の日に、使っていないランドセルの募集を始めた。集めたランドセルは同団体がアフガニスタンの子供たちに贈り届ける。アフガニスタンは女性の識字率が世界ワースト3位。ランドセルを届けることで、教育の意識改善につなげるという。
シェークスピアの命日である4月23日は世界本の日とユネスコ総会で定められている。しかし、識字率が低い地域では本を読むことができない子どもたちが大勢いる。文字の読み書きができない15歳以上の非識字者は、世界に約7億8100万人もいる。持続可能な開発目標(SDGs)では、「すべての人々に公平で高い教育を」という目標があり、日本も途上国の教育改善にこれまで以上に取り組む必要性がある。
アフガニスタンのような地域では子どもに教育を受けさせるという意識を持たない親もいる。だが、ランドセルギフトによって就学を渋っていた親も「うちの子もあのランドセルを持って学校に通わせてあげたい」と意識が変化していったという。ランドセルギフトで、すべての人が本を読めるようになる世界を目指していきたい。
使い終わったランドセルがあれば、以下から寄付ができる。押し入れに眠らせておくのであれば、ぜひ寄付をしてほしい。キャンペーンは5月31日まで。
https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/