「生物多様性」の言葉を聞いたこともない人が5割以上という現実

環境・農業

国連が生物多様性に関する世界共通の「愛知目標」を定めたのは2011年だった。達成期限の2020年が目前に迫る中、達成度合いに注目が集まっている。環境省が2014年行った世論調査では、「生物多様性の言葉の意味を知っている」と答えたのは16.7%。一方、生物多様性の言葉を「聞いたこともない」と答えた人が52.4%と半数以上となっていた。

「愛知目標」に至っては、「内容を知っている」が2.4%、「内容は知らないが、聞いたことがある」と答えたのは9.1%となり、「聞いたこともない」は87.4%と9割近くが知らないという結果がある。2019年夏頃に愛知目標の進捗が報告されるが、どこまで生物多様性が浸透してきているか注目だ。

同調査で、保全の取り組みに対してどう考えるかという質問に対して、「人間の生活が制約されない程度に、多種多様な生物が生息できる環境の保全を進める」と答えた人が54.3%と最も多かった。

「人間の生活がある程度制約されても、多種多様な生物が生息できる環境の保全を優先する」は33.8%、「人間の生活の豊かさや便利さを確保するためには、多種多様な生物が生息できる環境が失われてもやむを得ない」と答えたのは4.7%。

子どもの貧困や災害など自分たちと直接のつながりを感じやすい社会の課題がある一方で「生物多様性の保全」というとつながりを意識することが難しい面もある。愛知目標のキーワードである「生物多様性の主流化」をNPOや企業などが連携し進めているが、市民一人ひとりが自分たちの生活と生物多様性は別にあるものではなくつながりがあるということを知識として体験として伝えていくことが重要だ。

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