障がい者と健常者がチームメイトとしてスポーツをする「ユニファイドスポーツ」の示す未来

2015/11/20 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


11月13日、NEWS ZEROで、ユニファイドスポーツの取材映像が放送された。元サッカー選手の北澤豪が一緒にプレイしている姿が映っていた。ユニファイドスポーツでは、障がい者を「アスリート」、健常者を「パートナー」と呼び、スポーツを通じて、理解し合うというプログラム。

番組のなかで、北澤が「スポーツの力って大きい」と言っていたが、スポーツを一緒にすることで、文化やタイプの異なる人と分かり合えることがある。外国人で言葉が通じない人とも一緒にスポーツをすると打ち解けられる。子どもたちは、公園で名前の知らない同士でも、同じボールを追いかけて仲良くなっていく。

現在、障がい者スポーツと健常者のスポーツははっきりと分けられている。オリンピックも身体障がい者はパラリンピックに出るだろう。フットサルでもブラインドサッカー(視覚障がい)やデフフットサル(聴覚障がい)などがある。

しかし、ユニファイドスポーツは一緒にやってしまおうという競技だ。この可能性はすごい。番組では知的障がいのあるバスケットボールのアスリートが子どもの頃から健常者と一緒にプレイしたことで、就職もうまくいき普通に障がいのない人ともコミュニケーションをとっていると言う。

この「普通に」というのが大事なところ。どうしても障がいあるなしという見えない隔たりを意識して、相手を理解しようしようと努力してしまうことがある。けれども、本当は人の個性による違いがあっても隔たりなんてないはずだ。

障がいの差異によって、ルールは工夫する必要があるのだろうが、このユニファイドスポーツがどんどん広がり、小学校や中学校でも導入して、障がいのある人もない人も一緒にプレイすることが当たり前になる未来はおもしろいのではないだろうか。

ユニファイドスポーツ ~2015年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ロサンゼルス バスケットボールユニファイドチーム~

Special Olympics: Unified Sports


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2015/11/20