9月8日は「国際識字デー」

2015/09/24 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


9月8日は国連が定める国際デーのひとつ、「国際識字デー」だ。15歳以上で文字を読み書きできない人(非識字者)は、世界で約7億7400万人もいる。世界では、文字が読み書きできることは、決して当たり前ではない。

文字が読めないことで、軽い病気から死にいたるケースもある。生きる上で必要な情報が得られないため、病気になっても適した薬を見つけられない、薬について調べることもできない。ネット社会、情報過多の時代だが、文字が読めないことには、情報を理解できないのだ。

文字が読めないと、できる仕事も限られてしまう。だから、単純労働や不利な働き方をせざるをえなくなる。大人になってから勉強しようと思っても、テキストが読めないから自力で知識を得ることも難しい。

識字率が低いのは、貧困が関係していることが多い。子どもの頃、貧しさから家計を支えるために働き、学校に行けなかったり、貧しい村で学校がなかったり。アフリカの紛争地域などに非識字者がたくさんいるのもそのためだ。

国際識字デーは、この世界の現状を良くしようと、イランのパーレビー元国王が、各国の軍事費を識字教育に充てようと提案したことが始まりだ。現在でも、世界中のNGOが識字率の向上のため、活動を続けている。

日本のNGOでは、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟や公益社団法人シャンティ国際ボランティア会などが、識字教育の普及に努めている。国際識字デーの日も、「SDGsの中での教育ーNGO・企業間の連携ー」を都内で開き、課題解決のための企業とNGOのパートナーシップを組み方法について議論した。

15歳以上で文字を読み書きできない約7億7400万人は、つまり世界人口の約6人に1人となる。自分の当たり前が、世界の当たり前ではないことを知ることが、世界を良くすることの一歩目となる。国際識字デーは、国際社会に現状を広め、理解してもらうことを目的としている。この日を境にして、できることから行動を始めたい。


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2015/09/24