【NPOのお金】安定の収入源となる個人・法人からの「会費」とは

2015/10/26 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


NPO法人には、ボランティアや寄付者といった多様な支援者がいるが、その中で正会員となる人は、団体の方向性を決める等重要な意思決定を担っている。正会員は役員(理事や監事)や運営上重要な事項の決定に対して議決権を持つ。団体の目的に共感をして、事業だけでなく団体運営にも見届けたいという思い入れがある人などが正会員となってくれる。

ほとんどのNPO法人で、会費を定めているが、金額はばらばらである。どこも、正会員からの会費は運営上の安定した財源となっている。また、会費収入は用途が限定されていないため、フレキシブルに使用することができる点からも会員を増やすことは持続可能な法人運営にとって大切なポイントとなる。

正会員だけでなく、会員に種類を設けているNPO法人もある。例えば日本国際ボランティアセンターでは、2種類。一つは正会員で「会員総会での議決、すなわちJVC意思決定の権利があります」と記されている。もう一つは賛助会員で、「総会での議決権は必要なく、恒常的にJVCを応援していただく方です」とある。会費は正会員、賛助会員共に同額だ。JVCのように、学生割引や、団体会員を定めているところもある。

・学生:年間5,000円
・一般:年間10,000円
・団体:年間30,000円

もう一つ、障がい者の支援を行うぱれっとでは、会員の種類が多い。正会員(A、B)、マンスリーサポーター、個人賛助会員、法人賛助会員などだ。議決権を持つのは正会員のAだけだ。会費は以下の通り。

・正会員(議決権あり)A会員:6,000円
・正会員B会員:3,000円
・マンスリーサポーター:1,000円/月 × 12ヶ月
・個人賛助会員(議決権なし):10,000円
・法人賛助会員(議決権なし):30,000円

個人だけでなく、法人として会員となってくれるところもあり、会員に一度なってくれると毎年継続してくれる場合が多く、NPO法人の安定した資金源としても重要だ。また資金源としてだけではなく、会員が多いということは、支援者が多いということ。社会に必要な活動だからこそ、人々は共感してくれて、支えてくれるので、市民活動にとって支援者の存在は団体の存在価値とイコール関係でもある。NPO法人の善し悪しを見極める一つの材料に支援者が多いかどうかは大切な要素だ。


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2015/10/26