聴覚障害者協会だいこん連、阿波踊りを通じて障がいの理解を広げる

2016/02/20 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


2月13日、東京で、「市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO2016」が開かれた。貧困問題や中東問題などの社会問題について、市民社会でできることを考える33の企画が行われた。企画の一つとして、聾も難聴も健聴も一緒がコンセプトの「練馬区聴覚障害者協会だいこん連」が阿波踊りを披露した。

だいこん連は1986年8月に発足し、30年の歴史を持つ団体で、練馬区聴覚障害者協会と手話サークル練馬こぶし会の合同連だ。「阿波踊りを通して、聴覚障害に対する理解を深め、手話を社会に広めていきたい」という思いからスタートした。聴覚障がいのある女性が3代目の連長を務める。連員は耳が聞こえる人も聞こえない人も含め、60人ほどの大所帯だ。

健聴者の連員にコミュニケーションはどうしているのかを聞くと、「だいこん連に入り数年経つ。手話も日常会話ほどしかできないが、コミュニケーションは問題ない」と言う。「英語は日常会話ができたら、外国人と仲良くなれる。手話も同じ。簡単な単語さえ分かればあとは人と人とのコミュニケーションだ」。

耳が聞こえない人も、ぴたりと息のあった踊りを見せてくれた。どうやって踊りを合わせているか。「仲間の肩の動きや、足元を見て、タイミングを合わせている」と連員の1人が説明した。「太鼓の音は聞こえなくても、響きを身体で感じている」。

阿波踊りには、「踊る阿呆(あほう)に、見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」という言葉がある。企画の最後には、参加者も一緒になり阿波踊りを踊った。踊りや音楽は国境を越えると言う。手話ができなくても障がいの有無を越えて通じ合える機会となった。


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