障がい者と健常者がチームメイトとしてプレイするユニファイドスポーツが示す未来

身体障がい者のスポーツの大会、パラリンピックに注目が集まっているが、知的障がい者と健常者が一緒にプレイするユニファイドスポーツを知っている人はどれくらいいるだろうか。ユニファイドスポーツは、障がい者を「アスリート」、健常者を「パートナー」と呼び、スポーツを通じて、理解し合うというプログラムだ。

スポーツを一緒にすることで、文化や言葉の異なる人と分かり合えることがある。外国人でも一緒にスポーツをすると言葉を交わさなくても打ち解けられる。子どもたちは、名前を知らなくても公園で同じボールを追いかければ仲良くなっていく。

「見えない隔たり」を解消する

現在、障がい者スポーツと健常者のスポーツははっきりと分けられている。オリンピックも身体障がい者はパラリンピックに出る。フットサルでもブラインドサッカー(視覚障がい)やデフフットサル(聴覚障がい)などがある。

しかし、ユニファイドスポーツは一緒にやってしまおうという競技だ。ダイバーシティを考えるときに新たな価値観を提供してくれる。日本では現在、バスケットボールのユニファイドが行われている。ある知的障がいのあるアスリートは、子どもの頃から健常者と一緒にプレイしたことで、その後の就職もうまくいき普通に障がいのない人ともコミュニケーションをとっていると言う。

この「普通に」というのが大事なこと。障がいのあるなしという見えない隔たりを意識して、相手を理解しようしようと努力してしまうことがある。けれども、本当は人の個性による違いがあっても隔たりなんてないはずだ。

障がいの差異によって、ルールは工夫する必要があるだろう。ユニファイドスポーツを小学校や中学校でも導入して、ますます広がり障がいのある人もない人も一緒にプレイすることが当たり前になれば、「見えない隔たり」を解消することができるのではないだろうか。

ユニファイドスポーツ ~2015年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ロサンゼルス バスケットボールユニファイドチーム~

Special Olympics: Unified Sports

2016/10/19 NPO・CSR ライター 辻陽一郎

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2016/10/19 NPO・CSR ライター 辻陽一郎