赤十字スタッフがアフガニスタン・シリアで殺害、紛争地で相次ぐ人道支援団体の犠牲

2017/02/09 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


アフガニスタン北部のジョズジャン州で赤十字国際委員会のスタッフ8人が8日、支援物資を運搬中に襲撃され、6人が死亡、2人は行方不明となった。同日、シリア・アレッポの配給センターも襲撃を受け、赤新月社(※)スタッフ1人と支援を受けにきた2人が死亡、ボランティアとスタッフ7人が重軽傷を負った。

こうした緊急事態に「赤十字は、人道主義者を尊重し、保護する義務と人道支援を受ける権利が皆にあることを宣言します。支援団体は標的ではありません」と、国際赤十字・赤新月社連盟らは共同声明を出した。

■病院や人道支援団体への襲撃が続いている

昨年10月には国境なき医師団(MSF)が支援をしているアフガニスタンの病院が爆撃され死傷者が出た。

2015年10月には、米軍がアフガニスタンのMSF外傷センターへ空爆を行い、患者・スタッフ42人が命を落とすという悲惨な事件も起きた。

赤十字やMSF、さまざまなNGOが紛争地で活動をしている。危険が伴うことは当然のことだ。しかし、人道支援団体を直接ねらった攻撃はあってはならないことだ。医療施設や人道援助団体は紛争に対して中立であり、安全を保障する必要がある。どのような紛争地であっても傷ついた人たちを治療し、支援物資を届ける人たちは必要となる。

紛争地でなにが正しいのかなど分からないが、命を守る側の人たちを攻撃することは間違った行為だ。

犠牲者のご遺族、ご友人、同僚の方々に心より哀悼の意を捧げます。

(※イスラム教国では宗教的理由から十字を使わず、赤新月社としている)


ボランティアやNPO/NGOについて詳しく相談!

記事を読んでNPOやボランティア活動に興味をもった人、ボランティアの始め方が分からない人、どういうボランティアが他にあるか知りたい人、一度ボランティアコーディネーターにご相談ください。メールでお返事します。NPOやNGOに関わってみたいけどどうしたら良いか分からないなど、どんな質問でも構いませんので、お気軽にフォームからご相談ください。個人の方は無料でご相談を受付けています。

2017/02/09