いじめ。女性の権利。12月10日は世界人権デー「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」

2016/12/10 NPO・CSR ライター 辻陽一郎


「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」、世界人権宣言第一条に記された有名な一文だ。第二次世界大戦、多くの命が奪われ、人権が戦争によって軽んじられた。この反省から世界人権宣言が国連総会で採択され、1950年には宣言が採択された12月10日を「世界人権デー」に制定することが決まった。

毎年、世界人権デーには世界中で人権を尊重するためのイベントが行われている。日本では法務省が、12月4日から10日を人権週間と定め、この期間に様々な人権問題を知るための取り組みが行われている。

毎年開かれる全国中学生人権作文コンテストでは、90万以上の応募が集まる。中学生のテーマのなかで一番多いテーマはいじめ。人権問題というと大きなテーマにも思えるが、いじめの問題も人権を軽んじる大きな問題だ。いじめを受ける当事者が書いた作文を読むと、日本でもたくさんの人が当たり前にあるべき人権に傷をつけられていると分かる。また、その状況に自分も関与していることもあるのかもしれないと、考えさせられる。

人権というと広いテーマだが、一人ひとりにある非常に身近な問題なのだ。世界中で活動を行う人権NGOのアムネスティ・インターナショナルは、女性の権利、子どもの権利、死刑制度の廃止、企業の社会的責任、難民と移民の権利、「テロとの闘い」における人権侵害、LGBTの権利など幅広い課題に対して、調査や提言、発信などの活動を行っている。

アムネスティは、1961年に、自由を訴えたことで自由を奪われた若者のことを知り、イギリスの1人の弁護士が声を上げたことから始まった団体だ。現在は約80ヶ国に拠点をもつまでに広がり、国連や各国政府を動かし、条約を認めさせることもある。目の前にあるおかしいと思ったことに対して行動する1人の市民が仲間を集め、大きな力を動かすことができるのだ。

普段、自分たちが生活するなかでも、いじめや女性の権利に関わること、子どもの貧困問題など人権が軽んじられる状況がたくさん起きている。そこに対して、1人でもまずは声をあげることで良い方向に変わることもある。


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2016/12/10