携帯が紛争に関与する?紛争鉱物、採掘問題とは

携帯電話やカメラには、さまざまな金属やレアメタルが使用されています。こうした鉱物の多くは輸入品。東南アジアやアフリカなどからの輸入も多いです。しかし、こうした鉱物を採掘する土地でさまざまな社会問題が起きているのです。

鉱山の開発は大規模に行うことがあります。森林を破壊し、野生の動物や植物など貴重な生態系を壊してしまいます。その土地に住んでいた先住民族や居住者を追いやることもあります。劣悪な環境の中で、児童労働や強制労働が起こることもあります。

もう一つ重大な問題が「紛争鉱物」。鉱物が武装勢力の資金源となることがあり、その鉱物を購入したり使用したりすることで紛争を手助けしてしまうリスクがあるのです。

こうした鉱物の採掘問題には、金属・鉱物を扱う多くの企業が関連しています。そしてその商品を使用する私たちも間接的に紛争に関与してしまっている可能性もあります。

NGOらでつくるエシカルケータイキャンペーン実行委員会では、こうした問題を引き起こさないようにエシカルな鉱物調達を企業に求めています。定期的に「エシカルな鉱物・金属調達に関する公開質問状」を企業に送り、エシカルな調達を行っているかを監視しています。

同質問状に2017年は36の企業が回答しました。エシカルケータイキャンペーンのウェブサイトに社名入りで公開されているので、エシカル調達をしている企業の商品を選ぶことが私たちにできることです。

国際社会では、法律で規制をする動きもあります。

2010年に米国で成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)では、コンゴや隣接国で調達した4種の鉱物資源の使用状況と供給元を開示することが企業に義務づけられています。

EUでは2017年、紛争鉱物資源に関する規則案を採択。紛争鉱物資源の鉱石や金属を、紛争地域・高リスク地域から調達する事業者に対し、紛争や人権侵害を助長していないことを確認するデューデリジェンスの実施を義務づけました。

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2018/03/29 NPO新聞編集部

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2018/03/29 NPO新聞編集部